2012年10月10日水曜日

すごいなペンキ。-改装と回想-

浅草に作業場を持たせてもらってから一年以上たった。

アトリエとして使っていたが、外の仕事が多くご無沙汰にしていた。一寸使いやすくしようと思い、昨日から白に塗り替えを始めた。
一緒に作業している友人も今までより綺麗になるので塞ぎがちだった気持ちもあきらかに前向きな意見がでてくる。
すごいなペンキ。
いままで見たくなかったところに光がさしていく。

かんがえてみれば震災のあと色々な仕事をさせてもらった。
被災地の仕事、アートの仕事、演劇の仕事。建築ももちろんやっていた。
けど、アートの仕事が一番比重が高かった。
新潟の仕事だ。
友人の建築家はふたりは、そろって自力建築と言い出して、動き出している。
夏に風呂屋で再会した建築家も同じことで考えて、実行している。


なにかもやもやしたものを感じていた。
とても怖かった東日本大震災。次自分がそんな目にあったら、という漠然とした不安感。

つまり、仲間と近い将来の夢というか、構想を語り作り上げていけば、自力建設ではなく、仲間と築きあう地域で助け合うコミュニティーから、地域を越えたコミュ二ティーなんだろうと思う。

2012年10月3日水曜日

ブログ再開!

実は5ヶ月間、新潟の大地の芸術祭にてアートの設置工事の現場監督と舞台監督をしていました。
今年はブラジルに行って初めての舞台監督をやらせてもらったり、ボルタンスキーの作品の設置をしたりとめまぐるしい半年間でした。

…でも、「建築をやっていかないといけない」という思いがあり、いろいろとブログで建築のことも考えていきたいと思います。

何故なら、ボルタンスキーもブラジルも自分の仕事のベースは、やはり建築であると実感したからです。いかにして軟体動物のようにフィットさせていくかというような仕事をしたような気がします。

例えば、リフォームをしたいお客さんがいて、その人の要望を取り入れてお客さんが思っているイメージを形にしますが、その形のアイデアは僕らが出していくものなのです。そこにアートがイメージの具体化の突破口になればいいなぁと思います。

とりあえず、田原町で実験してます!興味があれば、是非足を運んで下さい。